売却の判断基準
株売却の判断基準は何?
これも株の本には、「買値の20%とか50%上昇したら、利益を確定しろ」と書かれています。繰り返しますが、自分の買値を基準に売買を考えることには、何の合理性もありません。
私が初めて読んだ株の本にも「10%上昇したら利確しておこう」「10%下落したら損切りすることが重要」のような内容が書かれていました。
その本は2〜3週間スパンでのスイングトレードを推奨していましたが、当時の私には、バリュー投資とスイングトレードとの違いもわかりませんから、ただただ「利確・損切りが重要なんだな」ということだけが頭に刻まれました。
今は少し勉強したので分って来ました。「買う基準」が違えば「売る基準」も違ってくる。それを前提にせず、デイトレーダー、スイングトレーダー、バリュー投資家など投資方針の違うもの同士が同じ土俵で「利確」「損切り」などの売り方について意見を言い合っても意味が無いんですよね。(あたり前すぎ?(笑))
バリュー投資をするのであれば、「たまたま」の取得価格を基準に売値を検討していては変。私が「初めて読んだ株の本」はバリュー投資とは無関係。あたり前すぎる話なのかも知れませんが、これらを理解できたことは私にとって大きな収穫でした。
株価を売却するのは、[1]「業績予想のコンセンサス」が悪化して、近い将来株価の下落が予想される時、[2]ほかにさらに割安な銘柄が現れた時、です。ただし、「業績予想のコンセンサス」が悪化しても、株価がそれ相応に割安だと判断したときは、Holdにすることも多いです。
「コンセンサス」うんぬんのくだりは正直言えば理解できていないのですが、最後の文章に共感します。「株価がそれ相応に割安だと判断したときは、Holdにする」私も他にさらに割安な銘柄が現れてもHoldしたい派です。でも、資金をもっと持っていたらどちらにも投資したい派かな(笑)