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株講座(取引編)



  証券会社に口座を開設して資金を入れたなら次はさっそく取引です。
 株の売買に関して知っておかなければならない事を書いておきます。



  @さっそく取引をしてみよう!
   ・取引の基本知識
   ・買付注文と売付注文

   ・株の売買の例(松井証券)




 ■ 取引の基本知識


 −余力

  株取引はお金で株を買う。そして買った株を売るという流れで行います。
 まず、株を買うお金の事を余力といいます。口座に10万円入金して、何も
 株を買っていないなら余力は10万円です。その余力の範囲内で株を買う事が
 できます。10万円の余力で1株1000円の株を買うとしたら、手数料、管理料
 とかを考えないと100株買えます。


 −市場

  株を取引する場を市場といいます。この市場にはいろんな種類があります。
 東京証券取引所を東証(とうしょう)、大阪証券取引所を大証(だいしょう)と言います。
 名古屋証券取引所は名証(めいしょう)です。
 これが日本の3大市場です。それぞれ1部、2部があり東証1部、大証2部といったりします。
 NY市場をウォール街というように東証では兜町(かぶとちょう)、大証では北浜がそれにあたります。
 名証は…どこでしょうか?
  東証大証はほとんどの証券会社で取引できますが、名証は証券会社によっては取引できません。

  一方、新興三市場とよばれる市場もあります。
 東証マザーズ、大証ヘラクレス、JASDAQ(ジャスダック)の3つを指してこう呼びます。
 規模的に小さな新興企業が名を連ねており、値動きの激しさは新興市場ならではです。

  他にも、札幌証券取引所(札証)、福岡証券取引所(福証)があります。
 それと名証の新興市場は名証セントレックスというのがあります。


 −開場時間

  証券市場は取引の時間が決まっています。
 東証では平日の前場9:00〜11:00、後場12:30〜15:00です。
 大証では一日の終了時間が東証よりも10分遅く15:10分終了。名証では15分遅く15:15分終了です。
  年末、年始の最終取引日、年初取引日をそれぞれ大納会、大発会といって前場だけで終わります。
 ちなみに大証、名証はこの日も10分、15分遅れて場を閉じます。

  注文自体はこの開場時間以外にも出せます。
 会社勤めの方でも朝の7時ぐらいに注文だしても8:20ぐらいからの板寄せ(売り注文と買い注文の調整)
 には反映されています。







 ■ 買付注文と売付注文


 −指値と成行

  注文には『指値(さしね)』『成行(なりゆき)』の2種類の注文方法があります。
 指値は値段をいくらと決めて売り出す方法。たとえば、
 『NTT1株を60万円の指値で売り出す』というカンジです。
 一方成行は値段を決めずに、最高値の買い注文、最低値の売り注文に
 注文をぶつけて成立させる方法です。
 注文にした数だけ値段に関係無しに取引を成立させる方法です。
 NTT株を1株成行で売り出すとしたら、買い注文が60万、61万、65万とある場合
 最高値の65万円で取引が成立します。
 基本は指値で注文を出しましょう。

 売り注文と買い注文の例を表にまとめてみます。

______________________

売り注文
110円 4000株
104円 3000株
103円 1000株
102円 1000株
101円 1000株
買い注文
100円 1000株
99円  1000株
98円  2000株
97円  1000株
90円  5000株
______________________

 
 買い注文のところで『100円 1000株』とあるのは100円で1000株
 買いたいという注文がある事を意味します。
 売り注文のところで『101円 1000株』とあるのは101円で1000株
 売りたいという注文がある事を意味します。
 株を買いたい人の最高値は100円で数量は1000株です。
 株を売りたい人の最低値は101円で数量は1000株です。
 
 証券市場では『オークション方式』という方式で取引が行われます。
 これは、売り注文の最低値以上の買い注文が出た場合に売り注文の最低値で
 取引を成立させ、買い注文の最高値以下の売り注文が出た時は買い注文の
 最高値で取引を成立させます。

 たとえば、上図の状態で101円で1000株の買い注文を出すと101円1000株の
 売り注文が出ているので取引成立です。
 ところで、この取引が成立する事を『約定(やくじょう)』と言います。

 上の表を少し変形させます。
 下の図の数字は値段を、■は1つで1000株を表すとします。

_____________________

 
110
104
103
102
101
[売り注文]
■■■■
■■■



100
99
98
97
90
[買い注文]


■■

■■■■■
_____________________

 上図の状態でそれぞれ以下の注文をだすとどうなるでしょうか。

@買い注文を指値で101に1つ出す。
A買い注文を指値で105に1つ出す。
B買い注文を成行で3つ出す。
C買い注文を指値で105に3つ出す。

 以下の図のようになります。
_____________________________________________

@
110
104
103
102
101
[売り注文]
■■■■
■■■


 
A
110
104
103
102
101
[売り注文]
■■■■
■■■


 
B
110
104
103
102
101
[売り注文]
■■■■
■■■
 
 
 
C
110
104
103
102
101
[売り注文]
■■■■
■■■
 
 
 

100
99
98
97
90
[買い注文]


■■

■■■■■

100
99
98
97
90
[買い注文]


■■

■■■■■

100
99
98
97
90
[買い注文]


■■

■■■■■

100
99
98
97
90
[買い注文]


■■

■■■■■
_____________________________________________


  @では101の売り注文に対して101の買い注文を出したので101円で1つ約定して
  101の売り注文はきえました。

  Aでは最低値の売り注文は101であり、買い注文は105なので101で約定します。

  Bでは成行で3つ買うので101、102、103でそれぞれ1枚づつ約定します。
 
  Cでは105で3つ買うのでそれより安い101、102、103でそれぞれ1枚づつ約定します。


 次は少しややこしい例を出します。


  D指値で101に5の買い注文を出す。
  E指値で102に5の買い注文を出す。


 するとどうなるでしょう。



_____________________________________________

D

110
104
103
102
[売り注文]
 
■■■■
■■■

E


110
104
103
[売り注文]
 
 
■■■■
■■■

101
100
99
98
97
[買い注文]
■■■■


■■

102
100
99
98
97
[買い注文]
■■■


■■
_____________________________________________



  Dでは101で1枚約定して残り4枚が101の買い注文として4枚残ります。

  Eでは101で1枚、102で1枚約定して102の買い注文として3枚残ります。


 これで売り注文と買い注文に関するルールは大体分かったと思います。
 ところで上の図にあるような売り注文を上、買い注文を下に配置した表を
 『板』『気配』といいます。また、個別の値段ごとの注文自体も板と言います。
 たとえば『100円の買い板』というふうに言います。逆は『売り板』です。
 では実際の板を見てみましょう。







 これは内藤証券で見ることの出来る板ですが、どこの証券会社もこんなカンジ
 です。板の見方は上記の通り。919000円に245株の買い注文がある、といった
 具合です。そして実際の株取引ではこの板を見ながら注文を出します。

 これはみずほファイナンシャルグループの株ですが、これを1株欲しいと思って
 買い注文を出すとします。一番高い買値は919000円、一番安い売値は922000円です。
 ちなみに板に出ている買値の事を『買い気配』、売値の事を『売り気配』と言います。
 それと株を買う方を『買い方』、売る方を『売り方』と言います。

 値段の区切りに注目してみましょう。
 それぞれ1000円単位での区切りになっています。みずほは1株90万円以上なので
 売買の区切りは1000円単位なのです。この区切りの事を『呼び値』と言います。
 たとえば、2000円未満の株なら呼び値は1円単位です。


 買い方なら少しでも安く買いたい。
 気配値は922000円の売り気配とと919000円の買い気配。
 もう少し値下がりすると考えるなら、915000円ぐらいで買い注文を出します。
 値上がりすると考えて、一刻も早く手に入れたいなら922000円の売り板に922000円の
 買い注文をぶつけて約定させます。

 仮に922000円で1株買ったなら次は売りに出してみます。
 手数料や諸経費の合計を1000円とすると、923000円で売り注文を出して約定したなら
 ±0になります。この923000円が損益分岐点であり、損益分岐点を超えることを
 『利抜け』と言います。簡単に言うと利抜けは利益がのってくるラインの事です。

 ここで気配値が上がって933000円で売れたとします。
 933000−922000で11000になりますが、手数料などの諸経費を差し引いて計算すると、
 11000−1000で10000円の利益になります。この差益を『利鞘(りざや)』と言います。

 ところで実際の板では基本的に売り気配、買い気配の上下5本値が表示されます。
 板の中に見えない値段でも見えないだけで注文はしっかり出ています。
 上の例で、922000の板が全て約定して922000に買い注文が積みあがると、927000の売り板が
 見えるようになり、915000の買い板が下に追いやられて見えなくなります。
 
 あと大証ヘラクレスでは2006年1月末から上下8本値になります。


 −単元株

  みずほは1株90万ぐらいですが、大阪ガスは400円ぐらいです。
 この値段だけを見てみずほは大阪ガスの2000倍高い、というわけではありません。
 株にはそれぞれ何株単位で売買するというルールがあり、みずほは1株単位での 
 取引が可能ですが、大阪ガスは1000株単位の取引から可能になります。
 この事を単元株制度といいます。それぞれの単元に応じて百単、千単と言ったりします。
 たとえば、大阪ガスは千単です。


 −値幅制限

  50万円の株がとんでもなく値上がりした場合、1日で1000万円ぐらいに跳ね上がるでしょうか。
 答えはNOです。実は値幅制限というものがあって、50万円の株なら10万円高い60万円までしか
 一日のうちに値上がりする事ができません。逆に値下がりも一日の内に10万円までです。
 これを値幅制限と言います。
 値幅制限は株価によって異なります。たとえば100円未満の株だと値幅制限は30円です。
  さっきの例で50万円の株が値幅制限いっぱいの60万円まで値上がりする事をストップ高
 といいます。逆はストップ安です。略してS高、S安と表記する事もあります。
 ちなみにS高、S安で注文が殺到して値が動かなくなる事を張り付くと言います。
 『NTTがS高65万で張り付いた』いうふうに使います。




 ■ 株の売買の例(松井証券)

 現物株の売買の詳細です。




 @ログインする

  松井証券のトップ画面で『ネットストックログイン』をクリックして
 会員ID、会員パスワードを入力して『ログイン』を押します。



 A株価ボードを出す

  株価ボードで買いたい銘柄の現在値をリアルタイムで見ましょう。
 株価ボードでは常にリアルタイムで株価の変動を観察できます。

 【株式取引】−【株価ボード】



  株価ボードでは銘柄情報を一覧で診ることが出来ます。
 4桁の銘柄コードを打ち込んで『登録ボタン』を押すと銘柄と現在値などが表示されます。
 この設定はウィンドウを消しても残るので、自分がよく監視する銘柄は全てここに入れて
 おきましょう。



  『詳細』をクリックすると板情報を見る事が出来ます。リアルタイムで注文状況を
 確認できます。





 B株の売買

 【株式取引】−【現物買】または【現物売】




 ますは買付をする株の銘柄コードを入力します。
 NTTドコモは『9437』です。そして検索を押します。
 名前で打ち込んでも出てきます。




  口座区分は『特定』を選択。
 特定口座を申し込んでいると、特定口座を使うかどうか選択できます。
 税金を源泉徴収で済ませたいのなら、ここは特定を選択します。
  市場は東証や大証など。選択しなくても基本的に最初から出ているもの
 で大丈夫です。たまに東証、大証両方で上場している銘柄もあり、それ用です。
  株数は1000単位のものは1000と、1株単位で取引が出来るものは1というように
 単位株で入力します。
  値段は指値の場合は値段を入力、成行の場合は何も入力せずチェックボックス
 にチェックを入れます。
  執行条件は『寄付』『引成』『指成』などがあります。寄付は前場、後場の寄り
 で約定させる、引成は場の引け際に成行注文を出す、指成は指値で約定しなかった
 場合は引成で約定させる、という方法です。ちなみに僕は執行条件を指定して
 注文した事はありません。
  有効期間は注文の有効期間。当日を選択すると1日の場が終わると失効します。
 注文を出すだけで約定しなければタダなので1週間出しっぱなしとかもOKです。





  確認画面で取引暗証番号を入力して『注文する』をクリックすると注文完了です。
 【株式取引】−【注文照会】で確認しましょう。


 C注文を変更する

  注文の変更は【株式取引】−【注文照会】で出来ます。訂正取消のボタンの押して
 変更、または取消を行います。










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