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初級 株取引の開始

 

 株を注文するときには、「銘柄」「市場」「現物か信用か」「売り買いの別」「指値か成り行きか」「金額」「株数」などいろいろ指定することがあるので、説明していきましょう。

 

 例として、NTTを上げます。

 まずは銘柄名。これはNTTなわけなんですが、NTTと入力すると何銘柄か出てきます。ここで出てこない場合は「NTT」と全角か「NTT」と半角か、どちらかしか受付けない場合があるので注意をしてください。

 ここで出てくる銘柄は証券会社によって違います。不親切なところだと、NTTデータしか出てこないと思いますが、多くの証券会社では、NTTドコモまでは出てくると思います。なぜドコモが出てこないことがあるかと言うと、ドコモの正式名称は、「エヌ・ティ・ティ・ドコモ」とカタカナ表記だからです。

 親切なところであれば、さらにNTTも出てくると思いますが、出てこない会社も結構あると思います。なぜかというと、NTTは通称で、正式名称は「日本電信電話」なんですね。

 この辺は知識と慣れです。インターネットで検索するなり、「会社四季報」を一冊手元に置いて調べておけば確実だと思います。

 あとは慣れてくると、銘柄をいちいち打ち込まなくても、銘柄コードと言うものが使えます。市場で売買出来る銘柄には、正式名称の他に4桁の銘柄コードがついていて、そのコードを入れるほうが早いです。ちなみに前述の日本電信電話の場合は「9432」です。何回も取引するのであれば日本電信電話といちいち打ち込むより、9432と打つほうが楽ですよね?

 証券会社の店頭や、電話で注文するから、銘柄コードを覚えるより、正式名称で言った方が楽だ。と言う人もいるかもしれませんが、ほとんどの証券会社のシステムでは、銘柄コードを打ち込まないと注文を出せないので、電話で注文してから、オペーレーターが銘柄コードを調べるまでの時間、若干ですが注文が流れるのが遅くなります。注文の際に銘柄コードも言ってあげると親切ですし、それが自分のためにもなります。

 

 続いて市場です。

 NTTの場合は、東京と大阪の市場で取引が出来ます。こういう銘柄はそれほど多くはありませんが他にも結構あります。これはどちらにも出すことは出来ますが、どちらでも良いわけではないです。どちらに出してもそれほど変わらない銘柄もありますが、大抵は一応両方に上場はしていても、取引がされてるのはどちらかの市場だけです。NTTの場合は「東京」ですので東京を選びましょう。「大阪」ではほとんど取引がないため、間違って大阪で出してしまうと、何日たっても取引できません。これも親切な証券会社なら、自動的に選んでくれるのですが、自分で選ばなければいけない時は、必ず二つの市場「東京」と「大阪」を比べて、取引量が多い方を選びましょう。

 

 なぜこのように複雑になっているのかと言うと、株式を上場する場所にはいくつかあって、東証1部(東京)、大証1部(大阪)、東証2部(東京)、大証2部(大阪)、店頭(協会運営)、マザーズ(東京)、ヘラクレス(大阪)と他に名古屋、札幌などマイナーな所がありますが、大きなものだけでもこのぐらいあり、それぞれ上場できる条件が違います。

 ところが、東証1部と大証1部、東証2部と大証2部、、マザーズとヘラクレスはほぼ同じ内容です。どうして同じようなものがいくつもあるかと言うと、これは東京証券取引所と大阪証券取引所はライバル企業でそれぞれで似たようなものを運営しているからなんです。まあ、もともとは日本各地に作られた取引所が、今はネットが盛んになったため、地域の垣根がなくなりライバルになってしまったということなんですけど。

 で、話が少し脱線してしまいましたが、二つ以上の市場に上場してはいけないと言うルールはありませんので、昔はよく東京と大阪の2ヶ所に上場ということが結構あり、その頃の名残りで今もそういう会社が結構残ってるんですね。ちなみに、今は2ヵ所上場なんてほとんどありません。むしろ使われない片方は廃止する流れです。

 

 少し長くなってしまいましたが、次は「信用と現物の別」です。現物と言うのはお金を出して株を買う。そしてその株を売ってお金を得る一般的な取引です。それに対して、株や現金を担保にしてお金を借りて株を買ったり、証券会社から株を借りて売って、市場で買って来て返すのが信用取引と呼ばれるものです。信用取引をするためには、株取引の実績やある程度の資金、信用取引の知識などが必要で、証券会社によっては面接が必要になる場合もありますので、ここでは「現物」とします。

 

 続いて売り買いの別。ここでは買いとします。

 

 で、買いと入れると次に聞かれるのが「成り行き」と「指値」の別です。

 成り行きとは、その名ととおり成り行き任せの値段と言う意味で、今買える(売れる)値段で注文を出します。非常に楽なんですが、一般的に知られている取引量の多い銘柄であれば構いませんが、取引量がほとんどないようなマイナーな銘柄だと、今の値段は当てにならないため、思いもよらぬ値段になってしまうことがあります。今の値段と言うのは厳密には最後に取引がされた値段なので、一日数回しか取引されないような銘柄だと、最後に取引された値段があてにならないからです。

 それに対して指値というのは、値段を指定する方法です。これは結構勘違いをしている人がいるようですが、この値段でしか買わないと言うことではなく、この値段以下なら買うということです。例えば、現在900円の株を、1000円で指値を出した場合、900円で買えます。1000円での指値と言うのは、1000円より大きければ買わないと言う意味です。

 ですから、どうしても買いたい銘柄があっても、値段をチェックする時間がないほど急ぎではなければ、成り行きで出すよりも、現在の値段を見てから、それよりもかなりゆとりを持って指値を出した方が良いです。

 ただ、証券会社によっては、成り行きと指値で手数料が違う場合もあるので、その場合は大きい銘柄であれば成り行きでも良いとは思います。

 では、NTTの株価は現在57万円ですので、58万円の指値で注文を出すことにしましょう。

 

 最後に株数です。株数は銘柄によって最低株数と言うものがあります。これは単元数と呼ばれていて、企業が適当に決めてます。大抵は3桁の値段の株なら1000株単位、4桁の値段の株なら100株単位と、大体10万〜100万円ぐらいとなっているのですが、最近上場する会社は、10万円以下で取引できるようにしているところが多いですね。中には1万円以下で売買できるようにしている会社もあります。

 これは、証券業協会だったかな?2002年ぐらいだったかな?かなりあいまいな記憶ですが、50万円以下で取引を出来るのが望ましいと言う発表をしたからなんです。安く買えれば、それだけ多くの人が買えるようになり、株価が上がって会社的にもプラスですしね。今後はますます安く買える株が増えると思います。

 また話が脱線しましたが、ここでは1株としましょう。

 

 これで、

 日本電信電話(9432)を、

 東証で

 現物の

 買い

 指値で

 58万円

 1株

 と全ての項目が埋まったはずです。どうです、分かりましたか?

 

 なお買った株は手元に送られてくるわけではなくて、通常は「証券振替機構」に自動的に預けられます。いちいち送ってもらったり、売るときに送っていてはめんどうですからね。(株券で手元で保有することも出来ます。)

 その辺は銀行と一緒です。お金を振り込んでもらっても、振り込んでも実際にお金が動くわけではないですよね?

 

 株を買った時は4日以内にお金を振り込む必要があります。通販みたいに少しぐらい支払いが遅れても良いやと言うわけにはいきません。必ず4日以内にお金を払わないといけません。ネット証券では事前にお金が入っていないと買えないところも多いです。また、売った際には4日後にお金が入ります。

 

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