株はギャンブル?
株はギャンブルにもなる
よく、株は危険だとかギャンブルだとか言われますが、実際どうなのでしょう?株をやっていると言うと、「え?ギャンブルなんてしそうにないのに」とか言われることがあります。株は危ないもの、ギャンブルの一種というイメージがけっこうあるみたいですが、ギャンブルになるかどうかは投資のしかた次第です。株のしくみのページで詳しく解説しますが、株は本来は、会社にお金を投資をして運営の資金を提供するかわりに利益の一部を還元してもらう投資です。
ではなぜ株がギャンブルと言われるかというと、株の値段は上がったり下がったりするので、株を買う(売る)するタイミング次第でお金を儲けたり損したりすることがあるからです。何も知らずに買った株が大きな利益を出したりすると、お金を儲けたことで株にはまっていって、ろくに知りもしない会社の株を買って損をしてしまうっていうのがよくあるパターンですが、それでは完全にギャンブルです。そうならないよう、しっかりと投資する会社を選んで始めましょうね。
リスク管理で堅実に
株の投資は値上がりすれば大きな利益を得られますが、値下がりすれば減ってしまうので、値下がりすることのない銀行預金に比べると、リスクが高いことは事実です。しかし、今の金利では銀行にいくらお金を預けておいてもほとんど増えることはありません。多少のリスクを背負うことができなければお金を上手く運用して増やすことはできません。
リスクといっても、株で全財産を失うようなことはよほどのやり方をしない限りありえません。投資した会社が倒産でもしないかぎり、多少の値下がりはあってもゼロになることはありえないからです。株を買った後も自分が株を持っている会社のニュースや株価にしっかり注意を払っていれば、もし倒産するような事態になってもその前に売ってしまうこともできます。
自分にあったリスクをとる
株は市場や会社によって、値動きの激しいハイリスク・ハイリターンな株や、値動きの激しくないローリスク・ローリターンな株があります。また、1つの株に資金を集中するのではなく、いくつもの株に資金を分散して投資する分散投資であれば、投資した会社が全部倒産するなんていう確率は相当低いので、ここでもリスクを抑えることもできます。自分の許容範囲を超えたリスクをとると、冷静な行動ができなくなるものです。落ち着いて投資をすることができなければ、なかなか勝率を上げることはできません。
自分の投資レベルやリスク許容度に合わせて投資する会社を決め、買ったあとはほったらかしではなく株価やニュースのチェックをかかさずにいれば、投資の成績も良くなっていきます。たとえ損をすることになったとしても致命的な損失にはならずにすみます。
本来は「投資」
株は本来は投資です。会社の業績が良く、成長が見込めて、株主に対する方針もいい会社を見つけて株を買うものです。会社が成長するにつれて株価も上がり、利益が出るというのが本来の投資です。成長が見込める会社の株を買えば利益を出せるものなんです。
しかし、全く知らない会社の株を買って、もしその会社の業績が悪かったり、悪いニュースがあったりすると株価は下がって損をしてしまいます。株価は会社の業績やニュースなどによって、上がったり下がったりするものなのです。
株価が上がる根拠もわからないのに、他人から上がると言われて株を買ったり、なんとなくここがあがりそうというような勘だけで知らない会社にお金を投資するというやり方をすればそれはギャンブルでしかありません。
自分が普段使っているお気に入りの商品の会社など、成長の見込める会社に投資をするというやり方であれば、ギャンブルとはまた違ってくるでしょう。たとえ予想が外れて多少損をすることがあったとしても、何が間違っていたのかがわかれば失敗を次の投資に活かして、勝率をあげていくことができます。
株をやっていると、どんな会社が成長していくのか、どんなことをすれば株価が上がるのかなどがわかるようになります。将来自分で会社を起こすことになったとき、株で培った知識や経験は非常に役に立つかもしれませんね。
>> 株のしくみへ