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2005年02月23日
コングロマリット最大手で長江(チョンコン)系の和記黄埔有限公司[香港上場、ハチソン・ワンポア、0013]は、同社が手がける3G業務「H3G」のデンマークにおけるユーザー数を発表した。21日付で香港・経済通が伝えた。
2005年1月のユーザー数は12.4万を突破。04年6月末から5万増加したことになる。
H3Gは、英国、イタリア、オーストリア、デンマーク、イスラエル、スウェーデン、オーストラリア、香港の8つの市場で事業を展開している
GEアセットマネジメントは、17日に中国華能集団公司の傘下である華能国際電力股フェン有限公司[香港上場、華能国際電力(ファネンパワー)、0902]の株式を売却していたことが、香港証券取引所の資料から明らかになった。21日付で香港・経済通が伝えた。
同証券は、華能国際電力株1001万株を5.61香港ドルで売却、5616万香港ドルを手にした
有機カリ肥料「富萬稼」ブランドの製造・販売を手がける緑陽国際(証券コードは8306)が、28日に香港GEMに上場する。公募価格は2.5香港ドルで、2000万株を公募・売り出し、5000万香港ドルを調達する。21日付で香港・経済通が伝えた。
純調達額は4000万香港ドルになる見込み。そのうち420万香港ドルをアジア太平洋地域の市場開拓に、500万香港ドルを中国国内の販売網整備に、510万香港ドルを研究開発費に、600万香港ドルを生産ライン拡大に、1300万香港ドルを「富萬稼」のブランディングに、280万香港ドルを経営管理体制及びマーケティング強化に、150万香港ドルを生産量拡大に、240万香港ドルを一般の運転資金に充てる方針。
なお、同社の2004年1-9月における純利益は745万元
香港の女優である邱淑貞(チンミー・ヤウ)の夫が経営するファッション店のI.T集団(証券コードは0999)は、3.04億株を公開し、3月4日に香港メインボードに上場する。21日付で香港・経済通が伝えた。
公開株式のうち2.5億株は新株の公募、5455万株は旧株の売り出しとなる。発行価格の仮条件は1.75-1.95香港ドルでPER(株価収益率)は16.5-18.4倍。上場アドバイザーはクレディ・リヨネ証券。
同社は2004年8月中間期決算で、売上高4.13億香港ドル、純利益3292万香港ドルとなっている
山東省最大の電力会社で中国華電集団公司が出資する華電国際電力股フェン有限公司[香港上場、華電国際電力(ファディエンパワー)、1071]について、スミス・バーニー証券は投資判断を「売り」に、目標株価を2.5香港ドルとした。21日付で香港・経済通が伝えた。
同証券は、同社の経営拠点である山東地域における電力量増加の伸びが減速に転じると予測するほか、同社の経営状況から判断して、積極的な買収や環境保護のための設備投資が満足には行えない状況にあるとして、「売り」との判断を下した
中国の五大電力グループの一つである中国電力投資集団公司(CPI)傘下の中国電力国際発展有限公司[香港上場、中電国際(チャイナ・パワー・インターナショナル)、2380]について、スミス・バーニー証券は投資判断を「買い」から「売り」に、目標株価を3.2香港ドルから2.55香港ドルに引き下げた。21日付で香港・経済通が伝えた。
同証券は、中国の電力セクター好調を予測する中で、同社については目論見書で提示した計画の履行が予定通りに行われていない点を厳しく評価。また、親会社の資産注入の影響などを考慮して、2005年の純利益予測を17%、06年予測を25%引き下げた。
中国華能集団公司の傘下である華能国際電力股フェン有限公司[香港上場、華能国際電力(ファネンパワー)、0902]について、スミス・バーニー証券は投資判断を「買い」に、目標株価を6.7香港ドルとした。21日付で香港・経済通が伝えた。
同証券は、中国における電力需要は今後も続くとの見方や、発電用燃料である石炭価格の安定が見込まれることなどから、電力セクターにとっては好ましい外的条件を備えることになると判断した。
なお、独立系大手発電会社の大唐国際発電股フェン有限公司[香港上場、大唐国際発電(ダタンパワー)、0991]についても、投資判断を「買い」に、目標株価を6.8香港ドルとした。
香港のクレジットカード市場について、スミス・バーニー証券はレポートを発表。2004年第4四半期(10-12月)におけるクレジットカードの決済額は前年同期比9.2%増の593億香港ドルに達した。クレジットカードの貸倒償却率は3.8%に低下している。21日付で香港・経済通が伝えた。
主に個人破産の申請件数が減少していることや、失業率が低下していることが償却率低下の要因。しかし同証券は、長期的には償却率の低下にも限度があるとみている。
なお、同証券による香港の各行についての投資判断は以下の通り。(編集担当:緒方隆次)
・「買い」
中国工商銀行(亜洲)有限公司[香港上場、コウショウギンコウアジア、0349]
大新金融集団有限公司[香港上場、大新金融(ダーシンファイナンシャル)、0440]
・「ホールド」
永亨銀行有限公司[香港上場、永亨銀行(ウィンハンバンク)、0302]
永隆銀行有限公司[香港上場、永隆銀行(ウィンルンバンク)、0096]
中信国際金融控股有限公司[香港上場、CITICインターナショナル、0183]
・「売り」
恒生銀行有限公司[香港上場、ハンセン銀行、0011]
中銀香港(控股)有限公司[香港上場、中銀香港、2388]
AEON信貸財務(亜洲)有限公司[香港上場、AEON信貸(イオンクレジット)、0900]
東亜銀行有限公司[香港上場、東亜銀行(バンクオブイーストアジア)、0023]
深セン、広東地域の高速道路を経営する深セン高速公路股フェン有限公司[香港上場、深セン高速道路(シンセンエキスプレス)、0548]は、2004年通年の営業成績を発表。同社が運営する高速道路の全体の車両通行台数は、前年比で30%以上の増加を達成した。21日付で香港・財華網が伝えた。
内訳でみると、梅観高速の1日あたりの車両通行台数は前年比で38.4%の増加。機荷高速東エリアは同33.4%増、機荷高速西エリアが同24.7%増だった。また、塩〓高速A、Bエリア、及び水官高速を含めた合計は30.7%増。(〓=土へん+覇)
1日あたりの通行料収入は、梅観高速が前年比26.3%増、機荷高速東エリアが同26.4%増、機荷高速西エリアが同22.6%増、塩〓高速A、Bエリアが同45.8%増、水官高速が27.4%増だった。
また、長沙環路では、2004年9月に実施した過積載規制の影響もあり、前年比で33.8%増を記録した。それに伴い、1日あたりの通行料収入も同17.8%増となった。
なお03年、同社は深セン107国道及び205国道における全ての権益の深セン市政府に対して売却。営業外収益として計上し、03年は大幅な増益となった。この影響を控除すると、04年の純利益は前年比で33.8%の増加。売上高は同26.1%増だった。
香港の都市ガス供給最大手である香港中華煤気有限公司[香港上場、香港中華ガス(ホンコンチャイナガス)、0003]の関育材・執行董事は、「当社には常にガス料金値上げへの圧力がある。しかし、現段階では値上げを考えていない」と述べた。21日付で香港・経済通が伝えた。
ただし、同社はこの問題について積極的に取り組んでいくと明言しており、ガス供給の安定性、信頼性、及び市民への負担を考慮して、決定を下すとしている。現時点では検討段階のもよう。
関・執行董事は、2005年1月の営業成績にも言及。「予測を下回る数字だった。(1月のガス販売は)理想的とは言い難い」とコメントしている。
ガス販売量の減少要因は、新築物件の販売量が少なかったことに起因して、入居者の増加スピードが緩慢になったことなどを挙げている。また、ホテルの利用客数は標準値をクリアしていたが、ガスの大幅な利用増大にはつながらなかったと説明した。
香港中華ガスが中電控股有限公司[香港上場、中電控股(CLP)、0002]の進めるLNG(液化天然ガス)プロジェクトに参加するとされる件について、関・執行董事は、「確かに当社は香港中華ガスと接触した」と内容を肯定。しかし、「協議はあくまで初期段階のもの。参加するしないを論じるのは時期尚早だ」とした。
そのほか、同社が使用するLNGのうち、60%を深センで購入していることを明らかにした。石炭ガスの生産に用いられている。また、05年も引き続き、大陸部でのLNGプロジェクトに参画していくと述べた。
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