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アジア株(KABU)まったくはじめてのアジア株入門 について

1.アジアを歩いて感じたこと

今まで「株式投資」と言えば、
日本で上場されている株式を指すのが一般的でした。
そして、最近は中国の発展とともに中国・香港の株式も
話題にのぼるようになりました。

各国の経済競争はますます厳しくなっています。
日本でも、今までは会社によりかかっていればよかったのが、
自己責任だ・自助努力だとか言われ始めました。
しかし、突然そう言われても、
私たちは資産運用についての知識はほとんどなくて、戸惑うばかりです。

私たちは苦労して、お金を稼ぎ生活しています。
蓄えたお金はうまく運用しなければなりません。
それで、私は国内でいろいろな金融商品を調べ始めましたが、
あいにくと納得できるものはありませんでした。

そして、いつのまにか、日本という国を出て、
アジアの各国の株式市場や会社を回る生活になってしまいました。
私は2000年よりアジアの国々を訪問しました。
町や市場を歩き、人々の生活を見て
また証券取引所や証券会社、企業やその店舗などを調べてきました。

そこでわかったことは
発展する国には成長する企業がいくらもあるということがでした。
その企業の生産する商品が人の生活を潤し、
売上高は毎年10%以上も増加して
その国の経済発展に役立っているような企業です。

アジアの株式市場は規模も小さいですが、
株価の割安さも半端ではありません。
PERが10倍以下の企業は多くありますし、
株価に対しての配当が5%以上という企業も少なくありません。

PER=株価収益率(株価÷1株あたりの1年間の利益) 

現地での取引では数千円くらいからの投資が可能なのですが、
日本の証券会社から取引をしますと単位は各社まちまちです。
アジアへの投資はたとえ10万円投資するだけでも、
現地での大卒初任給が数万円あるかないかという国も多いのですから
大金です。日本とは、お金の価値が違います。

世界中を探せば成長する企業は多くあるのでしょう。
おそらく、日本で暮らす人にはすぐには信じられない話だと思います。

私は、日本で働いてだんだん感じてきたことがあります。

それは今、多くの知識を必要としているのは、
これから高齢化社会を迎える
われわれ「おとな」ではないかということです。

日本だけで情報を得ているだけでは
何をするにも難しい時代になってしまいました。
情報がないのなら誰かが行って、それを多くの人に伝えることも
価値あることだろうと思います。
外国株に興味がある。もっと外国株の情報が欲しい。
そう考えられる日本人も多くおられると思います。

この本で提供するデータは
インターネットで収集したものの他は
アジア各国の証券取引所や図書館などで
私が資料をコピー、または書き写して入手したものです。

日本の証券会社や書籍からでは充分な情報が得られず
各国の証券取引所や証券会社、図書館へ行って調べたり
ホームページで検索をして情報を収集していますが、
日々情報が変化する市場であるため
その点ではご容赦願います。

バンコクのクロントイにある証券取引所の図書室から
今日の成果を写し取ったノートを持って夕刻に外へ出ますと
夕焼けの中でバスが真っ黒な煙を吹き出しながら何台も連なっています。
ラマ四世通りのこの時間帯では渋滞は毎日のことです。
「もうすぐ、この道の下に地下鉄が走るのだ。アジアは確実に発展している」
などと考えながら帰路に着く、
そんな作業の結果としてできたのがこの本です。


アジア株(KABU)まったくはじめてのアジア株入門 について